ノートパソコン InterLink MP-XP7210(Victor、ビクター)のレビュ−
ノートパソコン InterLink MP-XP7210(Victor、ビクター)のレビュ−

メーカ公式HP


 ほぼA5サイズにもかかわらずWindows XPでそれなりに使えるパソコンのInterLink MPシリーズの初回モデルです。2003年1月に型落品が値下がりしたのをきっかけに13.8万で新品を購入しました。家ではミドルタワーがメインマシンですが、サブマシンとして非常に小さいのでリビングで使ったり、布団で寝転んで使ったり、出張時等に活躍中です。購入前には情報は主にここから仕入れました

4代目?あたりとなる現行モデル7310もCPUがPen-Mになって、ワイヤレスLAN内蔵等の若干の改良はされてますが、基本コンセプト、外形等はほとんど変化してないようです。初回製品の基本設計が良かったのかもしれないですね。


姉妹機のInterLink MP-XP3210、InterLink MP-XP5220、InterLink MP-XP7220、InterLink MP-XP7230、InterLink MP-XP7310あたりは、CPU、メモリが違ったり、USBが2.0になったり、無線LAN内蔵だったり、SDスロットがなくなったりしてますが、外形、重さ、液晶、キーボード等の各種制約は、基本的には7210とそんなに違わないでしょう。っていうかMP-XP7310以外はほとんどかわってないみたいだからね。

2004-11-21 追記 MP-XVシリーズ(XP-XV831,MV-XP631)はDVDドライブがついて中途半端なサイズのモデルに成り下がったので幻滅し無視してましたが、MP-XP741という1スピンドル(MP-XPシリーズ)の後継モデルがでました。無線LAN、CPU、HDDあたりは妥当なスペックだと思いますが、液晶が1024×600のままです。なんとか1280×768にならないもんですか?。多少値段が上がろうと、文字が小さくなろうとOKですよ、1280×768液晶乗っけてくれたら。

作者の InterLink MP-XP7210の写真 (サムネイルをクリックすると大きな表示になります)

左から
1)普通に起動している状態
2)月刊アスキーとツーショット(内蔵バッテリーのみ)
3)ふたを閉じた状態(内蔵バッテリーのみ)・・・・・約A5サイズ。このバッテリー構成で普通に使って約1時間。
4)ふたを閉じた状態(内蔵バッテリ+標準バッテリー(下の黒いの))・・・・この構成で普通に使って約3時間。
5)取り外した標準バッテリー(ネジなしでロックを外すだけで簡単に取り外せます)




InterLinkをおすすめの方

「小さいことはいいことだ」に共感できる方・・・これに尽きます。とにかく小さいのでどこにでも簡単に持って行けます
B5サイズでよいならばパナのW2,R3とかDynabook SSとかの方が幸せになれるでしょう。XGAだし、キーピッチも広いしね。
正直ビジネスユースでならB5ノートの方がいいと思うね。

InterLinkをおすすめできない方

@メインのパソコン探してる方・・・他のメインのパソコンと併用した方が幸せです。メインで使うにはのろすぎな上に、
                     各種不自由があるので、メインでガシガシ使うなら外付けドライブ買って、HD増設して、
                     メモリ増設して、外付キーボード買って、モニター買って。
                     とりあえずそんな人は少ないと思うが。
Aこのパソコンの制約の内容が理解出来ない方・・・初心者はいろいろ困るはずなので素直に初心者向けパソコンを
                     買いましょう。

InterLink MP-XP7210の良い点  いまいちな点へ

1)とにかく小さい

まずはこれに尽きるでしょう。A5サイズで厚みもないので持ち運びにかさばりません。

MP-XP7210と雑誌(月刊アスキー)のツーショット写真・・・大きさはほぼアスキーの半分です。厚みは雑誌よりかは若干厚いです。

2002末に作者がパソコンを買おうと探してた頃、B5未満のとにかく小さいサイズでWindows XP (2000は無かった)がインストールされてるパソコンでは当時、Crusoeマシンとこれしか選択肢が見つかりませんでした。Crusoe TM5800マシンは店でさわったところIEを立ち上げるだけで、7秒!とか・・・も待たされてネットサーフィン(死語?)だけでストレスをバリバリ感じたので選択肢から除外しました。

テキスト中心の使い方ならTM5800がベストチョイスだったと思いますが・・・。

2)それなりにWindows アプリが動く

CPUは超低電圧版Mobile PenVM 800MHzなので、メインマシンと比べてはいけませんが、軽いアプリならまぁ我慢できるレベルで動きます。メモリも256MBが標準でハードデスクも遅いので快適にするにはXpの設定はそれなりにいじってあげる必要はありましたが・・・。この辺とかを参考にしました。

DivX等の映像ファイルもカクカクしないでなんとか再生できてるようです。同様のファイルを知り合いの梅U1で再生してもらったら・・カクカクコマ送りな上に、映像と声が時差再生するらしいです。
現在のモデルの7310だとPen-Mになってるので格段に処理が速くなってると思われます。


3)なんとかタッチタイプが出来るキーボード

キーピッチは狭いですが慣れればタッチタイプが出来ます。VAIO U3を店頭でさわったらタッチタイプは絶対無理と思いました。Libretto (型番忘れた)のキーボードの方が打ちやすかったのですが、本体幅がでかく、Crusoeなので選択枝からはずしました。文字を大量に打つならLibrettoが一番いいと思いました。(もう新品は入手できませんが)

4)トラックポイントがそれなりに使える

マウスなしで持ち運びの際には、トラックポイントを使いますが、標準添付のドライバだと感度を最上にしても動作が鈍く使いづらいですが、IBMのOEMらしいので該当のドライバを自己責任にてインストールして感度を最上にすると、相当改善されて、違和感無くサクサク操作できるようになりました。気になった人は「トラックポイント IBM ドライバ」で検索してみましょう。解はおのずと見つかります。(当然自己責任です)


5)バッテリーがそれなりに持つ

内蔵バッテリー&標準バッテリーの2個のバッテリーが標準的についてきます。うち、標準バッテリーは取り外し可能。ほぼA5サイズは内蔵バッテリーのみの時で、標準バッテリーをつけると、A5よりでかくなります。作者のマシンを普通にネットサーフィン(死語?)とかした実際の駆動時間は、内蔵で1時間、標準が2時間、計3時間ぐらいです(SpeedswitchXP適用前)。ちなみにカタログ上では5.5時間です。どういう条件かわかりませんが。

  出先で重い処理は基本的にしないので、クロックダウンのために、SpeedswitchXP (フリーソフト)を使って、バッテリー駆動時にはCPUを800→400MHzになるように設定してます(SpeedswitchXPの設定画面キャプチャ)。この構成でバッテリーが切れるまで駆動したことがないですが4〜5時間ぐらいには伸びてるんでないかなと・・・・。
  このクロックダウンってのはInterLinkの熱さ対策にもいいかも。常時クロックダウンする設定(Max.battery) 以外に、負荷に応じて動作周波数が自動でかわる設定(Dynamic switching)があるので、それに設定しとけばパフォーマンスも落ちずに、アイドリング時のみ低周波数になって、熱くなるのが少しはましになるのではないかと・・・・。実際このマシンではCPUに過渡的に重い負荷かけてるかもしれないけど、連続的な重い処理してる人なんて少ないのではないかと。インターネットしてたり文章打ってたり掲示板見てる限りCPUは大部分はアイドリングみたいもんだし。
ちなみにsuperπ Ver1.1 104万桁でクロック800MHz固定で 2分39秒 、クロック400MHz固定で4分05秒でした。(Norton AV,FW常駐)


6)余分なものがついてこない

付属アプリもほとんどなかったのがいいです。いくつかはついてきましたがひとつもインスト−ルしてません。プリインストールはOSだけでいいです。

1スピンドル(HDDのみ)ってのも良いです。サブマシンだからCDドライブなんていらないし、仮想マウント(daemon toolsとか)を使えばCDをiso等にしてマウントできるし。OSを入れ替える人はブート可能CD必須だと思いますが。




InterLink MP-XP7210のいまいちな点  よい点へ

1)画面解像度縦600がつらい

このマシンはさまざまな犠牲を払って小型サイズなわけですが、他の犠牲はまぁ耐えられますが、画面解像度が縦600しかないってのが、作者は日常的に結構つらいです。基本的にアプリ等の画面表示はカスタマイズして縦方向のメニュー表示を減らして画面に情報が多くなるようにしてますが、それでもつらいです。画面が細かくなってもいいので最低縦768を確保して欲しいです。

ほぼ同じ液晶サイズ、または標準バッテリーの部分まで延長して1280*768って無理なのかな・・・。

仮想デスクトップソフトってのを探すといろいろあって、画面サイズを拡大したような動作、また複数画面の切り替えが出来ますが、結局1画面で視認できるドット数は変わらないので、作者の場合は使い勝手はいまいちでした。

Vertual Desktop っていうフリーソフトを使ったところエクスプローラのウインドウサイズを縦1200のサイズに拡大できて上下切り替えで使えました。


2)音が・・・

家ではマウスなので問題ないですが、持ち運びの際にはトラックポイントと左右クリックを使うわけですが、このクリック音がペコというかポコというか間抜けな音がします。

また、買った当初からハードディスクもたまに(アクセスするタイミングではない)カコーン、カコーンって間抜けな音がします。何してる音なのか今もって謎です・・・笑。

3)ハードディスク換装が難しい

デスクトップみたいに簡単にHDDを交換できないので、最初からついてきた30GBを使い続けています。60GB/5400rpmぐらいのに換装してみたいですが、一旦改造してしまったら故障の際メーカに修理を拒否されるでしょうから、もうちょっとマシンがくたびれてからからチャレンジしてみようと思ってます。


5)ファンの音と熱さについて

ちまたでは、うるさい、熱いという書き込みが随所に見られますが、作者が鈍感なのか、全然うるさい、熱いと思いません。感覚のずれなのかも。熱いといえば、本体裏側は使用中結構熱くなりますが、太ももにでも乗っけてないかぎり関係ないし。
夏に電車で足に乗っけてってのはたぶん無理と思われます。低温やけどしちゃうかもね。BIOSは買ってすぐに書き換えしてますのでファン音の周期的なうなりについては改善してしまったかも。

おまけ1:このカテゴリーのパソコンについて

VAIO U、Libretto , LOOX S等のB5未満の1スピンドルマシンは後継機種がでないようです。このシリーズもあとどれぐらい持つかどうか?B5未満の1スピンドルマシンは絶滅寸前です・・・日本以外で売れないのかな?
 このサイズだと新幹線とかで広げても邪魔にならないんですよ!!(圧迫感が無い)。作者は揺れてる画面見てると気持ち悪くなるから電車、バス等での使用は無理だったりするのですが・・・。

 もうちょっとしてモバイル環境が発展したら、もっと需要が出てくるとは思うんですけどね。現在の定額料金のほぼ唯一の選択肢のPHS定額だと遅すぎてテキスト使用が限界だし。ホットスポットなんて首都圏の限られたとこに極少数しかないし。とりあえず現状の携帯、PHS程度の地域カバー率で定額(ADSL以下レベルぐらい)の高速通信(最低1Mbpsぐらい)が全国に普及しないと本格的なモバイルはだめだね。
また、モバイル発展には蓄電池にも、もう一段ブレークスルーしてもらわないとだめかな。

おまけ2:純正以外のACアダプター

POWERLINK , モバイルパワー.com , デバイスネット 当然ですが純正ではないのでパソコンに対しては自己責任でしょう。


おまけ3:バッテリー ろそろ切れますよね・・・。互換品だと1/3〜1/2の値段だったりします。

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ご意見、ご要望など





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