デジタルカメラ Dimage Xt （MINOLTA、ミノルタ、コニカミノルタ）のレビュー
メーカ公式HP

これを買うまでカメラは一眼レフのα-9000しかもってなく、そろそろデジカメ欲しいなと思ってて、どこにでも簡単に持ち運びができる小さいカメラを探してたところ、s○fmapの開店セールを見つけ2003-8月に19800円でゲットしました。当時としては安い値段で即転売しても2万8千円以上で売れたはずです（転売しませんけど）。Dimage X→Xi →Xt とマイナーチェンジをした３代目です。

Dimage Xt(MINOLTA)の良い点　　いまいちな点へ

１）お散歩カメラとしては文句ないね

どこにでもポケットに入れて持って行き、すぐに写真が撮れるという、お散歩カメラ（語弊があるかもしれませんが）に対して要求されることをかなりの高水準で満たしています。というかお散歩カメラがずばりコンセプトでしょう。
具体的には、①軽い、小さい、出っ張りが無い・・・持ち運びに便利 ②起動が早い・・・電源入れて１秒ちょっとで撮りたいときにすぐ撮れる。③ズーム全域15cmマクロ・・・テレ端でも15cmまで寄れます。マクロボタンとか押して切り替える必要がありません。撮影対象に寄ってAFするだけです。レンズが出っ張ってないのでマクロでもレンズの影を気にする必要がありません。しかし、実際のマクロ撮影はたいてい三脚が必要になりますが・・・。
２）充電クレードルは便利だね

このデジカメは充電スタンド（クレイドル）がついてるので携帯電話を置いて充電するのと同じ感覚で充電できます。電池もリチウムイオンのため一応メモリ効果が無いと言われているので継ぎ足し充電も可能です。ニッケル水素だと、基本的に継ぎ足し充電するとメモリ効果で電池によくないので中途半端に電池を使ったときとか、完全充電して備えたい場合には一旦放電させて再充電する必要があり、面倒です。（高い充電器には放電機能がついてますが）

しかし、クレイドルにカメラ置いて充電中に、キーンという高周波音が聞こえます。50cm以上離れないと耳障りですが、別に充電中のカメラのそばにいる必要は全くないので困ってません。スイッチング電源の音と思われますが普通のスイッチング電源は耳に聞こえない周波数100kHzとかそれ以上のはずなんですけどね・・・。
３）画質がいいね

購入前に、画像のサンプルをメーカページ、個人ページ等で色々見ましたが、コンパクトカメラの割には発色等正直きれいだと思いました。しかしながら、そういう写真が自分でも撮れるかというと・・・・やっぱ腕と感性を磨かないと無理っぽいです。
４）とりあえず維持費がかかりません

デジカメのいいとこは維持費がかからないってことですか。フィルム代は当然無いですし、現像代も基本的にはしないので発生しません。リチウムイオン電池が減ったら充電ですが、電気代なんて１回１円にはるかに届かない金額ですし。とりあえずとりまくっても追加出費が限りなく０円ってのがいいですね。プリントするのはパソコンの無い人に写真を送るときぐらいでほとんどないですし。作者がカメラ以外に購入したものは、SDカードとケースだけです。ちなみに大きさがタバコに近いのでタバコケースがそのまま使えました。サイズがジャストフィットです。他のは知りませんので買う場合には試してみてから買いましょう。まぁ大体似たようなサイズだから大抵つかえるんではないかと。タバコケースはいろんなデサインが売ってますからね。選択肢が広がるってのはいいことですね。（当然ですが、傷防止なだけで、衝撃吸収はしてくれませんので）

Dimage Xt(MINOLTA)のいまいちな点　　よい点へ D

１）ノーマル設定のままじゃ苦しいね

とりあえずほとんどの場合に暗めに写ります。デフォルトで露出＋０．３～＋０．７ぐらいに設定しといた方がいいかも。ホワイトバランスもAUTOだと違和感があるので、曇りに設定した方が自然な色に見えます。夜間の屋内撮影（フラッシュも）もなぜか暗めです。とにかく全てにおいて全体的に暗いです。作者も含め購入者のかなりの割合が素人なのだからデフォルトは白とびしてもいいからもっと明るめの方がいいと思います。マニアな人だけ、露出補正で暗いけど白とびしないように設定すればいいわけで。

２）人に写してもらうよう依頼するのが面倒だね

レンズ用穴が向かって右上にあり、かつレンズの出っ張りが全くないので知らない人なら、指が撮影時にレンズにかぶる可能性があります。従って、人に撮影をお願いする際には、このことを伝えなければならず、面倒なのです。あと、小さく軽いので、晴れた昼間以外手ぶれもしやすいでしょう。

３）USBが認識されない場合があるんだけど

これは作者だけなのかな？２回に１回ぐらいの確率でUSBケーブルつないで電源入れてもパソコン上では「不明なUSBデバイス」になってしまいます。OSはXpです。その後、ケーブル等なにもさわらずに、一旦カメラの電源を切って再度電源入れると正常認識されますのでUSBケーブルが奥までささってないとかそういう理由じゃないと思われます。しかし一旦USBが認識されないと電源ボタンが全く効かなくなり電源を切るには電源オンのままバッテリーを抜くしか方法がありません（他に方法があれば教えてください）。この電源オンのままバッテリーを抜くってのが心理的によろしくないので、USBの接続が一定時間できなかったらタイムアウトで電源ボタンが効くようにできないのかな？。USBの仕様上無理？　一応カメラの取説の片隅に自作パソコンは動作保証しないみたいなことが書いてあって該当してますが・・・・(T_T)

４）お散歩カメラです

絞り優先、シャッター速度優先なんていう撮影モードは存在しませんし、ピントの∞固定も、置きピンもできません。また、一眼レフのファインダーを見るとはっきりくっきり被写体が見れるわけですが、このカメラだと当然無理です。ピントがどこにあってるのかさえファインダー、液晶ではさっぱりわかりません。いい表情がきたらシャッター押すなんてこともできません。とにかくいっぱい写しまくってそのなかでいいのを採用って感じです。コスト、サイズとトレードオフの関係にあるものは割り切りが必要です。

純正以外のNP-200相当のリチウムイオン電池が楽天などで 2000円以下で色々出てます。作者は使ったこと無いですけど、実際のところ電池の持ちとか寿命とか故障とかどうなんでしょう？買って調べてみたい衝動にかられますが、予備電池は必要としてないので・・・。リチウムイオン電池は他の電池と比べて危険という認識はありますけど、粗悪品じゃなくって事故の際に保険がきくならいいような気もするし。ROWAとか？　