ドライブレコーダー ドライブマン720 (Driveman720) シンプルセットのレビュ−

使わなくなったスマホを再利用する超便利で維持費ゼロ円な常設カーナビの作り方

   キーワード:維持費ゼロ円、カーナビ、スマホ再利用、Google map、Google音声入力



スマホは少なくとも2年に1度は買い換えますよね。そしていらなくなったスマホはこれといった使い道がありません。
そんな使わなくなったスマホを維持費ゼロ円カーナビとして賢く生き返らせようっというのが本ページの趣旨です。

使わなくなったスマホが無い、docomoの電波が入るスマホが無いという方も中古で5000〜10000円でそれなりのスマホが入手できます。

今回はAndroid機種での製作例ですが、原理上iphoneでも同じことができます。



使用したもの
 ・使わなくなった zenfone 2 laser (5インチ,SIMフリー)
 ・Micro USBケーブル 108円 (カーナビのUSBケーブルとスマホをつなぐ。スマホについてきたが買い足した)
 ・スマホをダッシュボードに固定するスタンド 699円。エアコン吹き出し口に固定するのでも何でも可。
 ・0 SIM by Sonet (月500MBまで0円なSIMカード) 契約費3240円 ⇒※注:docomoの電波が入るSIMフリースマホかdocomoスマホでしか使えません
 ⇒ 初期費用合計約4000円






完成例。カーナビ専用スマホ(上)は5インチ zenfone 2 laser です


上が5インチカーナビスマホ、下が従来7インチ2DINカーナビ。
駐車場で同じ目的地をセットした際の画面です。スマホ(Google)は目的地をセットした瞬間に距離と到着予定時間が表示されていますが、
従来型のカーナビは距離も到着時間も入ってません。少し走らないと(道路に出ないと)表示が出てきません。従来型はほんと使えません。
スマホはHD:1280*720の解像度ですが、従来カーナビ(VGA:640*480)よりかなり解像度が高いことがわかります。





ぶっちゃけ、使ってないスマホをgoogle mapをつかったカーナビ専用とするだけなのですが、
維持費0円にするために気を付けることなど多岐にわたり、順を追って細かく説明致します。よって長文です。
維持費0円カーナビとして使える状態まで持ってくるのは面倒ですが、一旦セットアップしたらノーメンテです
Android持ちなのでAndroidを基準に書いてますが、原理上使わなくなったiphoneでも全く同じことができます。


本Googleカーナビを運用しだしてから車買ったときにつけたカーナビは音楽再生専用になりました。
私は、次回車買う際は確実にカーナビは買わずに音楽プレイヤーだけつけますね。

※高級カーナビにでできて、Googleカーナビができないこと。動き、案内が違う所があります。
交差点拡大はありません。写真を見て頂けるとわかりますがGoogleは最初から拡大相当のサイズなのです。
逆に地図の一覧性(全体把握)には劣ります。
高速道路のレーン案内の拡大図はありません。
高速で次のサービスエリアの名前、次のインターの名前、距離表示がありません。
私はそれでも何の問題もありませんが、問題と思う方もいるかもしれません。
いきなりSIMカードを契約しないで、Google mapの挙動を一度確かめてから、DIYするようお願いします。










<今回製作したDIYのGoogleカーナビ特徴>

@ 維持費完全ゼロ円
  地図の更新代とかも含めて一切不要です。
  便利で賢く、リアルタイムデータ更新なカーナビなのに維持費が1円もかかりません!
  未来永劫無料です。So-netが0円サービスを続ける限り。
  私はSIMフリースマホしか買わないので、このスマホが壊れても次の使ってないスマホがあります。


A 初期費用たったの約4000円
  (docomoの電波が入る使ってないスマホが無い方はスマホ代約5000-10000円がプラスされます)
  0 SIM by So-net:3240円
  スマホ固定機器:約700円
  シガー/USB変換コネクタ:108円 (ダイソーなど)

B いつでも最新データ、メンテナンスフリー
  渋滞情報、地図、お店などのシンボルすべてがリアルタイム更新。更新作業不要。
  但しGoogle mapでも店舗の移動は半年遅れとかあります。これは仕方ない。
  渋滞情報はFM-VICSの情報より桁違いに多く、FM受信待ちとか当然ありません。
  (FM-VICSはカーナビ起動時、受信するまで何分か待たされます
  ⇒普通はエンジンかけたらすぐにカーナビに目的セットしますから、ルート決定は渋滞を一切加味せず行われます)


CGoogleサーバーが選ぶ最速優先、賢い検索ルート
  SIMカードで常時Googleサーバーに接続されてますので、Googleサーバーが出すルート検索は
  普通のカーナビの出すアホルートと違って、最新の道路渋滞情報も加味されたルートが早さ優先で2,3パターン出てきます。
  曲がり損ねたりしてリルートしても、フォローが超賢いです。その場所からの最速ルートを選びます。

  また、渋滞してる箇所を通る際、ネットにつながってないカーナビと全然違うルートを出してくれます。
  地元ですらこんなルートあり?と日々発見。高速をインター1個手前で降りるとか初めて体験しました
  (もちろんインターを1個前で降りた方が渋滞個所をパスして早かった)。

D目的地入力はGoogle音声入力で超便利
  操作性が悪い地図を操作しながら目的地探すとか、操作性が最悪なキー入力で目的地を入れる必要がありません。
  もっぱら音声入力のみを使います。Google音声認識は賢いです。まず聞き間違いをしません。
  カーステレオも結構大きい音で鳴らしてますが、音声認識できてしまいます。Google音声認識すごい。
  Google mapの検索ウインドのマイクのマークを押してナビしてほしい所の固有名詞を言えば即ルート案内できます。
  良く使うけど固有名詞じゃない場所はGoogle mapで地点登録すればよし。

  Google mapは操作性がいいので地図画面を手で縮小、拡大しても目的地は簡単に入ります。
  対して従来カーナビの画面操作性の最悪なこと。
  拡大縮小が思った通りいかず目的地まで到達するのも大変です。

E目的地到着時間がかなり正確
  Googleカーナビは実速度を加味した目的地到着時刻を表示してくれるのでかなり正確です。
  ネットにつながってないカーナビは高速100km走行固定、一般道40km走行固定で時間演算とか
  超低レベルな到着時間推定しかできないため到着時刻が全く正確ではありません。





<カーナビ専用スマホDIY編>


1.docomoの電波が入るスマホを準備
  (docomoの電波さえ入ればタブレットでも当然可)

  日本で普通に手に入るSIMフリースマホ、又はdocomoの使ってないスマホでよいです。
  但し、Google map(google navi)が使えること、GPSがついていること。

  私はSIMフリーの使ってないスマホが余ってたので、入手費用0円です。
  持って無い方は安価な中古スマホを買う必要があります。
  マイナーSIMフリー中古で5000円程度から。スマホで名の通ったメーカ品ならば中古1万円程度から買えます。
  中華スマホでよければ新品でも1万円程度から買えます。

  楽天の中古スマホの販売ページに飛ぶ
  
  フルHD解像度は全く必要ありません。HD解像度(1280*720)程度で十分です。
  (カーナビはいまだにVGA 640*480が主流だったりします)
  ただし画面サイズは最低5インチ欲しいです。大きければ大きいほど良いでしょう。
  RAMは1GB、ROMは8GBあれば足りるんではないでしょうか。私のはRAMは2GB,ROMは16GBですけど。
  動かすアプリはGoogle mapのみだし。


2.スマホのGoogle playの設定からアプリのアップデートはwifiのみに変更する
  (※これをやらないと維持費0円の月500MB以下のデータ使用量にならない可能性があります)

   
   WifiでのGoogle Play(Android)アプリアップデートについて

    楽:設置した車のスマホに自宅の無線LAN電波を届くようにする
        (うちは無線LANを2階に設置していて、鉄筋ですが、地表の駐車場に何もしないで電波届きました。)
        車が無線LAN電波が届く状況にあり、無線LAN自動接続になっていれば、
        Google playのアプリのアップデートは自動で行われます。よって本スマホはノーメンテになります。

        ノーメンテにするために、アプリ更新に認証(操作)が必要なアプリはどうせ使わないのでアンインストールしてしまいましょう。
        最悪google map , google naviなどのGoogleアプリが入ってれば他のアプリは全く使いません。


    面倒:駐車場に無線LANの電波が入らない方は、街中の無料wifiを活用
        お勧めはスマホに JAPAN WIFI を入れてwifi環境下でアプリのアップデートです。車だからコンビニ駐車場でアップデートするのがいいかな。
        Japan Wifi はオールジャパンで取り組んでる制度なので初回に認証し、1個のJapan WifiのIDで非常にたくさんの接続ポイントに接続可能です。
        例えばですが、セブンイレブン、ローソン、ファミマのwifiにつなぐのにJapan WifiのIDだけでつながります!
        Japan Wifiにこだわらず車の中から使えるWifiならなんでもいいです。


3.0 SIM by so-netのデータ専用プランを契約する。

   日本で唯一、500MBまで月0円=完全無料で使えるプランです。ユニバーサル基本料も含めて0円です。
   このプランが存在しなければ維持費完全ゼロ円カーナビは存在できません。

   初期費用は3240円です。Amazonや店舗で安いスタートパックは売られてないです。
   サイト契約のみ。しかも0がつく日のみ(嫌がらせ?何の意味が?)</span>

   0 SIM by so-net のページに飛ぶ

   なお、0 SIMのSIMカードのスマホへのセットは、スマホのセットアップ、アプリ、OSアップデート等を全て無線LANか別のSIMカードで完了させた後、行ってください。
   最初にスマホ電源入れた直後のAndroidの初期アップデートは500MBなんて一瞬で使い切ってしまうんでないでしょうか。そしたら0円ではなくなります。

   土日にたまにカーナビとして使ってる分には月に500MBはまずいきません。1日カーナビとして使って約60MBが上限でした。

   この辺は、いろんな方のコメント残してくれると助かります。場所(地図密度)とかで違うかもしれない。

   私の使い方は毎日通勤(カーナビ不使用)、月2回程往復400kmドライブ&カーナビ使用で今までで最大1か月250MBでした。500MBにはまだ倍の余裕があります。

   営業車で使うとか毎週のように遠出し、毎日のようにカーナビを使う方はデータ使用料は月500MBにおさまらないでしょう。
   1日で60MB使ったことありますから。60MB*30日は1800MB>500MB。
   その場合は楽天525円プランが低速ですがデータ無制限、費用固定なのでお勧めです。
   私個人としては維持費ゼロ円に価値があるわけで課金してまで使おうとは思いません。

   使用無制限(低速)楽天ベーシックプラン525円を見てみる
   
   月500MBじゃ足りない方は、低速、無制限のベーシックプラン(525円)が最適化と思います。
   楽天のベーシックプランに申し込むならばデータ使用量を一切気にかける必要はありません。wifiも気にする必要ありません。
   月525円で面倒が解決するならば、精神的にそっちを選ぶ人もいるでしょう・・・それはご自由に。

   なお、楽天モバイルの525円プランを申し込む前提ならば2016-10-2現在、zenfone 2 Laser 16GB (私がカーナビにしたスマホと同型機)が一括払い7800円で買えます。
   これはあり得ないほど安い。私は2万円以上で買いました。
   楽天モバイル契約前提だが7800円で買えるzenfone2 laser の販売画面に行く(価格は変動する可能性がありますよく確かめてください)


4.スマホを車にセットする器具と電源ケーブルを買う


    @スマホのUSB電源ケーブル (本体についてきましたが、リール型を100円ショップで買い増しました)

    Aスマホを車に固定するもの



     ・フロントガラスに固定するやつこのタイプは距離的に電源ケーブルの長さがつらいです。長いUSBケーブルを買う必要があります。
       



     ・エアコン吹き出し口に固定するやつ (Aukey HD-C5) 夏はスマホが冷やされていいかもしれません
       
       本体                                  使用例

       





      ・ダッシュボードに固定し、磁石で取り外せるやつ(Aukey HD-C13) 私はこれ使ってます
       スマホの裏に板を張り付けます。磁力で固定されます。磁石が超強力で、車の振動では全くずれません。

       


     ・シガー電源USB変換プラグ↓のようなものが100円ショップ(ダイソーなど)で売ってます
      
      うちのカーナビはUSBケーブルが2本出てたのでシガー電源USB変換は購入不要でした。
      大抵のカーナビにはiphone接続用のUSBケーブルが出てるはず。



      ・USB電源ケーブルを留めるもの・・・目立たないものを100円ショップで購入


      接続イメージ:シガーUSB変換(又はカーナビUSBコード)⇔USBケーブル⇔スマホ










<導入後のカーナビ運用例>

   DIY前準備完了後、最初にスマホに電源を入れて、Google map 又は Google naviを起動。
   カーナビとして使いたいときだけ電源押して目的地入力します。
   エンジン切るとUSB給電が落ちて勝手にスマホがスリープになるので電源ボタンは一切触る必要がありません。

   スマホは電源常時入れっぱなしです。
   カーナビとして使わない限りスマホには一切触りません。
   この運用でバッテリーは減って80%台です
(毎日通勤で車使ってるので)

   土日しか車を使わない方はカーナビとして使う日のみスマホ電源入れる運用にしないといけないかもしれません。
   LTE受信待機は常駐アプリ無しでも電池1週間は持たないでしょう。




   <スマホを車に設置することについて>
   ダッシュボードにスマホを放置して、炎天下は温度的にどうか?と思いましたが、この夏は問題なく乗り切りました。
   基本的に炎天下はフロントガラスにサンバイザーかけてたので。
   ただし運転中は直射日光が当たり続けます。しかし、スマホのボディーがゴールド(光を反射する色)だったので、光を反射して高温にならなかったのかもしれません。
   スマホ裏面がマッドブラックな場合など直射日光を思いっきり吸収する色、表面加工の場合は、熱暴走(停止?)するかもしれませんので光を反射させるか遮るか何かしらの対策がいるかもしれませんね。


   <車速パルスはいらない?>
   車搭載のカーナビの利点は、車速パルス、ジャイロを使った自律位置検出で、GPSは補助使用程度のため、
   GPS信号有無にかかわらずほぼ正しい位置を常時検出するものでしたが、本スマホカーナビは車速パルスは入力ありません。
   GPSだけだと普通に考えてトンネルで車の位置止まるよね?
   しかし、GPSが届かない場所=トンネルを進む際、GPS信号は当然届くはずないですが、何故か車の位置が動きます。

   よってトンネルでもカーナビとして不自由しません。もしかしてdocomoの電波で位置補正がかかってるのかな?
   それかジャイロセンサーと加速度センサーで一定速度で走行中と判断して進み続けるとか?


   <0円維持(データ使用料月500MB)を守るために私がしていること>

   @モバイルデータ制限機能、データ使用量監視アプリを入れる
    私は「通信料モニター」というアプリをGoogle playからいれました。
    月、週、1日のモバイルデータ使用量制限を適切に設定して、想定以上のデータを使ったら通信を止まるようにしました。
    なお、制限をかけるのはモバイルデータ通信のみでWifiのデータ使用は制限をかけない。

   本アプリとAndroidとSonetのモバイルデータ使用量は全部違います。おいおい!
   とりあえずSo-netのサイトがかなり低く出ます。課金するのはSo-netなのでSo-netのサイトを見とけばOK。あとは保険。


   A本スマホはカーナビ専用であり、他の用途には使わない。
    Googleストリートビューとかgoogle map航空写真とかデータ使いそうなものは一切使いません。
    そもそもこのカーナビスマホ以外にスマホ持ってますから、そっちで全部処理します。

   Bバックグランドでデータ通信するようなアプリはアンインストール、アンインストールできないなら強制停止
      もしかしたらdocomoのスマホだとデータ通信するけど消せないアプリがいっぱいあるかも
    ⇒ この辺はdocomoスマホ使用の方コメント残して下さると助かります。

    C最初の2−3か月は月間のデータ使用量をウオッチ
       0 SIM by So-netのマイページで行う。今までで月刊最大で250MBでした。500MBの半分。

        使い方が変わらないかぎり安泰です。私はもう9か月間課金ゼロ円でもうチェックはしてません。








以上、使わなくなったスマホ0 SIM by So-netGoogle mapを使った維持費無料のカーナビのDIYでした。


Google bring you happy.







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